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田中熙巳さんのニュース
出展:イベント・インフォメーション | NHKオンライン
本日NHK Eテレの番組『NHKアカデミア』に、日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)
代表委員・田中熙巳(たなか・てるみ)さんが出演されます。
93歳を超えた現在も、“被爆者のために戦い続ける”姿勢で知られる田中さん。
戦後80年の節目に、ご自身の原爆体験と核兵器廃絶への強い思いを語る、
極めて重みのある放送内容となりそうです。
未来へのメッセージとして必見の回です。
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田中熙巳さんのプロフィール
出展:NHKニュース
名前:田中 熙巳(たなか・てるみ)
生年月日/年齢:1932年4月29日生まれ、93歳(2025年時点)
出身地:旧満洲(中国東北部)生まれ、5歳で長崎へ移住
最終学歴:東京理科大学理学部物理学科 卒業、博士(工学)
職業・肩書き:
日本被団協代表委員(被爆者運動のリーダー)
元日本原水爆被害者団体協議会事務局長(2000年~)
元東北大学工学部助教授、元十文字学園女子短期大学教授
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田中熙巳さんの経歴
出展:NHKニュース
被爆体験と運動の始まり
1932年に旧満州で生まれた田中さんは、5歳の時に長崎へ移住。1945年8月9日、長崎の自宅(爆心地から約3.2km)で被爆し、伯母ら親族5名を失います。被爆後は極貧家庭を支えるため、中学生ながら長崎市で日雇い労働にも従事しました。こうした体験が、後の被爆者運動への強い使命となっていきます。
被爆者運動家としての歩み
1970年代から被爆者運動に関わり、1985年からは日本被団協の事務局長として20年以上に及ぶリーダーシップを発揮。2000年再び事務局長、2017年より代表委員として活動を続けています。国内外の核軍縮交渉やNPT関連会議、国連での原爆展開催にも尽力しました。
ノーベル平和賞受賞と授賞式での演説
2024年、日本被団協はノーベル平和賞を受賞。授賞式では代表としてオスロで講演を行い、「核兵器は人類と共存できない」と力強く語り掛けました。被爆体験を伝える「最後の世代」として、世界に核廃絶を訴えかける姿が高く評価されました。
教育・地域貢献と後進育成
東北大学や十文字学園の教授として理工系教育にも携わり、理論力にも優れた学者・活動家として活動。東京理科大学の生協初代専務理事としても尽力し、地域と教育を結ぶ活動にも関与しています。
田中熙巳さんのXの反応
NHK広島放送局のXでは、番組出演を告知。
「93歳を超えてなお原爆被害への国家補償を求める田中さんが語る」と紹介されています。
ファンや市民からは、「被爆者として最後の世代の声、胸に響く」など期待の声が上がっています。
田中熙巳さんのまとめ
田中熙巳さんは、被爆体験を胸に、核廃絶運動を生涯にわたって牽引してきた、
「語り手であり責任者」の存在です。
原爆投下の記憶を若い世代に繋ぎ、国家補償を国に問うその活動は、
年齢を越えてなお語り継がれるべき歴史の証言です。
本日の『NHKアカデミア』では、93歳を超えての肉声の証言と、
核なき未来への強いメッセージが胸に迫ります。
戦後80年の今、私たちにとっても大切な放送になるはずです。