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小林美希 プロフィール・経歴まとめ(労働・社会問題ジャーナリスト)
プロフィール
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名前(よみ):小林 美希(こばやし みき)
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生年・出身地:1975年生まれ、茨城県出身
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最終学歴:茨城県立水戸第一高校卒業後、明治学院大学法学部に入学。のち神戸大学法学部へ編入し2000年卒業(浦部法穂研究室)
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職歴:株式新聞社、毎日新聞社「エコノミスト」編集部記者を経て、2007年からフリーランスのジャーナリストに
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専門分野:雇用・労働問題(スタート世代、ロスジェネ世代)、マタニティハラスメント、保育・看護現場、母子家庭など
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📜 経歴:取材現場から社会課題の可視化へ
✏️ 新聞・編集部時代(2000〜2006年)
神戸大学卒業後、株式新聞社で証券経済を取材。その後2001年に毎日新聞社の雑誌「エコノミスト」編集部に入社し、契約記者として働きながら経済視点の報道経験を積みました
🌿 フリーランス転身以降(2007年〜現在)
2007年に独立。特に就職氷河期世代の非正規雇用、育児との両立、マタハラなど社会的弱者に視点を置いたルポルタージュで注目を集めます。執筆先はダイヤモンド・オンライン、婦人公論、プレジデントオンラインなど多岐にわたります。
📚 著作一覧:シリーズルポで社会の闇を照らす
年 | タイトル | 出版社 | 特徴 |
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2007 | 『ルポ 正社員になりたい』 | 影書房 | 日本労働ペンクラブ賞受賞 |
|2008|『ルポ “正社員”の若者たち』|岩波書店|「ロスジェネ世代」社会問題の先駆的報告 | |||
|2011|『職場流産』|岩波書店|職場の妊娠問題と労働環境を追う | |||
|2011|『看護崩壊』|アスキー新書|医療現場過酷労働のルポ | |||
|2013|『ルポ 産ませない社会』|河出書房新社|マタハラ・貧困ジャーナリズム賞受賞 | |||
|2015|『ルポ 保育崩壊』|岩波新書|保育現場の質と構造問題を描く | |||
|2015|『ルポ 母子家庭』|筑摩書房|女性の貧困と家庭支援問題を取材 | |||
|2016|『夫に死んでほしい妻たち』|朝日新聞出版|DVや家庭崩壊︱大胆な社会課題提起 | |||
|2016|『ルポ 看護の質』|岩波新書|看護の質と患者の尊厳を問う | |||
|2018|『ルポ 保育格差』|岩波新書|保育制度の地域格差を批判的に分析 | |||
|2018|『ルポ 中年フリーター』|NHK出版新書|中年非正規労働者の現実に迫る | |||
|2022|『年収443万円』|講談社現代新書|平均年収での暮らしの実態を余すところなく描写 |
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🏅 受賞歴と評価
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日本労働ペンクラブ賞(2007年『正社員になりたい』)
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貧困ジャーナリズム賞2013(『産ませない社会』マタハラ報道)
これらの受賞は、小林さんが社会的弱者の視点から掘り下げた報道スタイルへの評価を示しています。
🌐 社会貢献・講演・メディア出演
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各種メディアで書き下ろしルポやコラムを継続。女性、子育て、労働など切り口が共感を呼ぶ
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講演のテーマ例:「保育崩壊」「マタハラ」「就職氷河期と非正規雇用」など、自治体・企業・NPOなどへ多数登壇
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📝 総まとめ:小林美希とは?
小林美希さんは、就職氷河期世代の雇用・育児・医療・教育制度問題を社会に可視化するジャーナリストです。膨大なルポ経験と人間味あふれる取材により、制度の矛盾や未来世代の危機を読み解く警鐘を発信し続けています。
その著作群は、社会の見落とされがちな部分を明らかにし、多くの読者・政策関係者・教育現場に影響を与えています。講演・報道・出版と多角的に発信を続ける彼女の活動は、**社会課題の“声なき声に光を当てる”**貴重な灯となっていると言えるでしょう。