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山崎俊樹のニュース
出典:NHK
2025年9月27日放送のNHK『新プロジェクトX ~挑戦者たち~』に、
山崎俊樹(やまざき としき)さん が出演しました。
今回の放送タイトルは「雪冤 袴田事件 前編:執念の“みそ漬け実験”逆転の新証拠」。
1966年に静岡県で発生した「袴田事件」で、
再審支援を続けてきた市民運動家として山崎さんの活動が紹介されました。
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山崎俊樹のプロフィール
出典:朝日新聞
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名前:山崎 俊樹(やまざき としき)
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年齢:71歳(2025年時点の報道より)
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出身地:不明
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最終学歴:不明
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職業:市民運動家(袴田巖さんを救援する清水・静岡市民の会 事務局長)
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山崎俊樹の経歴
出典:朝日新聞
市民運動への参加と会の設立
山崎俊樹さんが袴田事件に関わり始めたのは、事件から数十年が経過した1990年代後半から2000年代初頭とされます。当時、巖さんは死刑確定から長い年月を拘置所で過ごしており、再審請求は繰り返し退けられていました。事件を風化させてはならないという思いから、地元静岡の市民有志とともに「袴田巖さんを救援する清水・静岡市民の会」が設立され、山崎さんは事務局長として中心的な役割を担うようになりました。
支援活動の拡大と基盤作り
支援会は当初、小規模な市民運動として始まりましたが、山崎さんの組織力と行動力により活動は広がっていきました。署名活動、街頭でのチラシ配布、学習会やシンポジウムの開催を通じて、地域社会だけでなく全国的にも関心を喚起。報道機関や人権団体とも連携を取りながら、冤罪問題を世論に訴える基盤を築きました。
「みそ漬け実験」の主導と成果
山崎さんの活動の中でも特に象徴的なのが「みそ漬け実験」です。巖さんが事件当時に着ていたとされる衣類が味噌桶から発見されたことに疑問を抱き、実際に味噌漬けに衣類を入れて保存し、変化を記録。衣類が当時の検察主張どおりの状態で残ることはあり得ないと証明する実験報告を作成し、第2次再審請求の重要な証拠として提出しました。この実験が再審開始決定の突破口となったことは、多くの報道で紹介されています。
私財を投じた信念
山崎さんは、証拠実験や広報活動の費用を自ら負担するなど、献身的な支援を続けました。市民団体の活動は資金的に恵まれないことが多く、山崎さん自身が経済的リスクを負いながら運動を支えてきた点は特筆されます。その強い信念と覚悟が、市民運動を長期的に持続させる原動力となりました。
無罪確定後の取り組み
2023年、東京高裁で袴田巖さんの無罪が確定した後も、山崎さんの活動は終わっていません。冤罪は袴田事件に限らず、日本の司法制度全体に潜む問題だと考え、「再審法改正」を強く訴え続けています。特に、再審開始のハードルが高すぎることや、証拠開示が十分でないことを批判し、同じように冤罪に苦しむ人を救済するための制度改革を目指しています。
現場案内と啓発活動
山崎さんは、報道や研究者を事件現場に案内する活動も行い、単なる資料や記録では伝わりにくい事件の実態を直接伝えてきました。地域社会や若い世代に冤罪の恐ろしさを知ってもらうための学習会・講演会も積極的に開催し、啓発活動を広げています。
山崎俊樹へのXの反応
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「袴田さんを救ったのは弁護士だけでなく、市民運動家の力だったと知った」
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「“みそ漬け実験”の裏に山崎さんの信念があったことに感動」
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「制度を変えようと訴える姿勢に頭が下がる」
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「市民の力で司法に風穴を開けられるのだと希望を感じた」
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山崎俊樹のまとめ
山崎俊樹さんは、「清水・静岡市民の会」の事務局長として、
袴田事件の再審支援運動を20年以上牽引してきた人物です。
「みそ漬け実験」という決定的証拠の提示、世論喚起の活動、
現場案内や講演を通じて冤罪問題を社会に訴えてきました。
無罪が確定した今もなお、制度改革を訴え続ける姿勢は、冤罪救済のシンボル的存在といえます。
『新プロジェクトX』出演を通じて、その信念と行動が広く視聴者に伝わることとなりました。
出典
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NHK『新プロジェクトX』番組情報
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Bangumi.org 番組表
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PRESIDENT Online 記事(冤罪支援運動に関する報道)
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刑事弁護オアシス(再審支援の記録)