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栗原道彦のニュース
出典:MBS毎日放送
2025年10月5日放送のMBS・TBS系ドキュメンタリー番組『情熱大陸』に、
古着バイヤーであり「Mr. Clean(ミスタークリーン)」店主の
栗原道彦(くりはら みちひこ)さんが出演しました。
番組では、アメリカ全土を巡る過酷な買い付け旅に密着。
66日間で2万キロを車で走り、数百軒のスリフトショップを訪れる姿が描かれました。
古着にかける情熱、1着との出会いを求めて旅を続ける信念、
そして「本物を求める」顧客のために妥協しない姿勢が感動を呼びました。
放送後には「生き方がカッコいい」「職人のような執念に涙した」とSNSで話題になっています。
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栗原道彦のプロフィール
出典:MBS毎日放送
名前:栗原道彦(くりはら みちひこ)
生年月日:1977年
出身地:千葉県千葉市稲毛区
最終学歴:中学校卒業(高校進学せず就職)
職業:古着バイヤー・Mr. Clean 店主
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栗原道彦の経歴
出典:WWD
少年時代と古着への情熱
栗原道彦さんは1977年、千葉県稲毛に生まれました。中学生のころから古着に強い興味を持ち、アメリカのカルチャーやファッションに憧れを抱いていたといいます。家庭は裕福ではなく、高校には進学せず中学卒業後すぐに働き始めました。当時は鳶職として建設現場で働きながら、給料のほとんどを古着購入に充てていたそうです。労働とファッションの世界を往復する日々の中で、「一生この世界で生きたい」という想いが芽生えました。
古着業界への入り口
17歳のとき、千葉市内の古着店で働き始め、業界でのキャリアをスタート。接客や仕入れ、在庫管理などを通して古着の価値を見極める目を養いました。
18歳のときに初めてアメリカへ渡り、現地のスリフトショップ(リサイクル衣料店)で買い付けを経験。日本とはまったく異なる規模と文化に衝撃を受け、以後、年に数回のペースで渡米を続けるようになります。
この頃に所属していた古着店「ロストヒルズ」では、バイヤー候補として修行を積み、独立の基礎を築きました。
独立と「Mr. Clean」の誕生
2017年、40歳のときに独立し、東京都渋谷区富ヶ谷に「Mr. Clean(ミスタークリーン)」をオープン。店舗面積は約13坪と小規模ながら、独自のセレクトと徹底した品質管理でファッション業界内外から高い評価を受けました。
「本当に良いものを、きれいな状態で届けたい」という理念から、買い付けた古着はすべて自ら洗濯・修繕し、再生して販売しています。ブランドや流行に左右されず、「一点モノとしての物語性」を大切にしており、店舗前に長蛇の列ができることもある人気店です。
過酷な買い付け旅と哲学
番組では、2025年夏に行われた買い付け旅に密着。栗原さんは66日間でアメリカ各地を車で巡り、総走行距離は約2万キロ。700軒以上のスリフトショップや倉庫を訪れました。炎天下の荒野を走り抜け、時には車中泊をしながら、古着との“運命の出会い”を探す姿が映し出されました。
彼の哲学は「古着は情報ではなく、直感で選ぶもの」。その感覚を信じるために、現地の空気・匂い・人との会話を大切にしていると語ります。買い付け旅の過酷さについて、「苦しいけど、古着に触れている瞬間が一番幸せ」と笑う姿が印象的でした。
古着ブームと変化への葛藤
現在、日本では空前の古着ブームが続いています。人気アイテムの価格は高騰し、SNSでは“投資目的”で古着を買う動きも広がっています。
栗原さんはそうした流れに危機感を持ち、「古着はお金のためではなく、好きな人の手に渡るべきもの」と語っています。店の理念として“1着との真剣勝負”を掲げ、流行ではなく「美意識」と「背景」に価値を置くスタイルを貫いています。
この姿勢が業界内でも支持され、若手バイヤーやデザイナーから“師匠”のように慕われる存在になっています。
今後の展望
栗原さんは今後も年数回、アメリカへの買い付け旅を続ける予定です。番組では「この仕事をやめる時は、自分の目が古着を見抜けなくなった時」と語り、今後も現場主義を貫く決意を示しました。
また、若い世代へのメッセージとして「好きなことを貫けば道は開ける」と語り、自身の人生を通して“情熱を持って働く”ことの価値を体現しています。
栗原道彦のXの反応
「古着に人生を懸ける姿がカッコよすぎる!」
「66日間で2万キロの買い付け…想像を絶する努力」
「Mr. Cleanの哲学に感動。服を“物”じゃなく“文化”として扱っている」
「本気で好きなことを仕事にしている人を見ると勇気がもらえる」
栗原道彦のまとめ
栗原道彦さんは、アメリカを走破して古着を仕入れる情熱のバイヤーです。
高校にも行かず、一着の服にすべてを懸けた少年が、今では日本を代表するヴィンテージバイヤーと
なりました。彼の言葉と行動は、「本物の情熱とは何か」を教えてくれます。
『情熱大陸』が描いたのは、ただの商売人ではなく、
古着という文化を未来に残そうとする職人の生き様でした。
出典
・MBS『情熱大陸』公式サイト
・TBS 番組表情報
・FASHIONSNAP.COM
・星の音メディア
・チューリップテレビ 番組案内
・MBSドキュメンタリー広報資料