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村山浩昭のニュース
出典:X
2025年10月4日放送のNHK総合「新プロジェクトX〜挑戦者たち〜」は
「雪冤“袴田事件”完結編」が放送されました。
番組には、元裁判官で弁護士の村山浩昭さんが出演。
静岡地裁裁判長として袴田巌さんの再審開始・即日釈放を決定した人物として紹介され、
裁判官としての葛藤やDNA鑑定の証拠評価の難しさを語りました。
司法と科学の狭間で下した判断が、
冤罪救済の歴史においていかに大きな意味を持ったかを振り返る内容でした。
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村山浩昭のプロフィール
出典:アットエス
名前:村山浩昭(むらやま ひろあき)
生年月日:1956年12月21日
出身地:不明
最終学歴:東京大学法学部卒業、司法研修所修了(35期)
職業:元裁判官、弁護士
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村山浩昭の経歴
出典:TBS NEWS DIG
東大法学部から裁判官へ
1975年に東京都立小山台高等学校を卒業後、東京大学法学部へ進学。1981年に同学部を卒業し、1983年に最高裁判所司法研修所を修了(35期)しました。その後判事補に任官し、裁判官としてのキャリアを歩み始めました。
地裁・家裁での勤務
判事補時代から各地の地方裁判所・家庭裁判所に配属され、刑事・民事双方の事件を担当しました。福島地家裁いわき支部長を務めた経験もあり、地方の司法現場に根ざした判断を積み重ねてきました。
静岡地裁での袴田事件再審決定
2014年3月、静岡地方裁判所の裁判長として袴田巌氏の再審開始を決定。同時に48年ぶりの釈放を命じ、全国に衝撃を与えました。この判断は、物証の信頼性を否定し、DNA鑑定の結果を重視するもので、長期勾留を続けてきた司法の在り方に一石を投じました。
高裁での勤務と要職
その後、名古屋高裁部総括判事、大阪高裁部総括判事を歴任。高等裁判所では重大事件や再審請求事件を扱い、刑事司法の最前線で裁判を主導しました。司法内部での信頼も厚く、判事として要職を担い続けました。
定年退官と弁護士登録
2021年12月に定年退官し、2022年に弁護士登録。裁判官時代の経験を活かし、再審制度や冤罪救済に関する活動に携わっています。講演や著作を通じ、司法の課題を社会に伝える活動にも積極的です。
再審制度改革への発言
退官後は、袴田事件の経験を背景に、再審制度改革の必要性や証拠開示の拡充について積極的に発言。司法制度の透明性を高めるべく、研究会や大学シンポジウムにも参加し、社会的発信を続けています。
村山浩昭のXの反応
「袴田事件の再審開始を決めた裁判官が出演、説得力が違う」
「裁判官がDNA鑑定の評価をどう考えたのか知れて感動した」
「村山さんの言葉で司法の難しさが伝わった」
「冤罪救済の舞台裏を知ることができて貴重だった」
村山浩昭のまとめ
村山浩昭さんは、東京大学法学部を卒業後に裁判官となり、各地の裁判所で経験を積みました。
静岡地裁裁判長時代には袴田巌氏の再審開始を決定し、日本の司法史に残る判断を下しました。
その後高裁での勤務を経て定年退官し、弁護士として再び法曹の現場に立っています。
現在も冤罪救済や再審制度改革を社会に訴え続ける姿は、
司法の在り方を問い直す象徴的存在となっています。
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出典
・Wikipedia「村山浩昭」
・朝日新聞デジタル記事(袴田事件関連)
・静岡新聞SBSインタビュー記事
・法律事務所プロフィール(弘中惇一郎法律事務所)
・裁判官検索サイト(村山浩昭 異動履歴)