2026年5月現在、南米発のクルーズ船で発生した、
ハンタウィルス集団感染が国際問題となっています。
問題となっているのは、オランダ船籍の探検型「MV Hondius(ホンディウス)」号です。
船内で複数の感染者と死亡者が確認され、WHO(世界保健機関)や欧州CDC、
各国保健当局が対応に追われています。
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MV Hondiusの航路
今回のクルーズ船は、南米アルゼンチン南端の都市
ウシュアイアを出発しました。
主な航路は以下の通りです。
1. アルゼンチン・ウシュアイアを出港
2. 南大西洋を横断
3. セントヘレナ島に寄港
4. アセンション島付近を通過
5. カーボベルデ沖で停泊
6. スペイン領カナリア諸島・テネリフェへ向かう途中
とされています。
WHOによると、最初の感染者とされるオランダ人夫婦は、乗船前に南米を旅行しており、
アルゼンチンで感染した可能性が高いとみられています。
日本人乗客も一名確認されているとの事。
発症から現在までの経過
4月上旬:最初の患者が発症
最初の患者は4月6日に症状を訴えたとされています。
発熱や呼吸器症状が急速に悪化し、4月11日に死亡しました。
その後、同室だった妻も発症し、南アフリカ搬送後に死亡しています。
4月下旬:船内で感染拡大
その後も船内で発熱・肺炎症状が相次ぎました。
現在までに、
死亡:3人
確認・疑い症例:7〜8人
ICU搬送:複数
と報じられています。
患者には、
オランダ人夫婦
ドイツ人乗客
英国人乗客
スイス人乗客
船医
乗務員
などが含まれています。
なぜ世界的問題になっているのか
今回の感染で特に問題視されているのは、
「アンデス型ハンタウィルス」
の可能性です。
通常のハンタウィルスはネズミ由来感染ですが、南米の「アンデス株」は極めて珍しく、
人から人へ感染することが確認されている型です。
WHOは、
船内にネズミの痕跡が確認されていない
同室者間で感染している
密閉空間で接触があった
ことから、人から人への感染が起きた可能性を調査しています。
現在の船の状況
MV Hondiusは一時、
カーボベルデ沖で足止め状態となりました。
乗客は船室待機を求められ、消毒や隔離措置が行われています。
その後、重症患者の一部が搬送され、
現在はテネリフェ島へ向かって航行中と報じられています。
ただし、テネリフェ側では住民不安も広がっており、
テネリフェの首長は受け入れ拒否を表明しています。
WHO・CDCの現在の見解
出典:1News
WHOや米CDCは、
一般社会への感染リスクは低い
密接接触でのみ感染の可能性
大規模流行の可能性は高くない
との見解を示しています。
一方で、
潜伏期間が最大8週間
各国へ帰国済みの乗客がいる
接触追跡が国際規模になっている
ため、各国保健当局が警戒を続けています。
MVホンディウス号に関するXの反応
cwb.jp
*AMMA*
まとめ
今回のMV Hondiusの事例は、
南米発のアンデス型ハンタウィルス
クルーズ船という閉鎖空間
国際移動
人から人への感染疑い
が重なった極めて珍しいケースです。
現時点では、「世界的大流行」とまでは確認されていません。
ただし、WHOやCDC、欧州CDCが継続監視しており、
今後さらに感染者数が変動する可能性があります。


