永岡里菜（おてつたびCEO）のプロフィールは？学歴や経歴についても！

永岡里菜（おてつたびCEO）の経歴

幼少期と教育

永岡里菜さんは、1990年に三重県尾鷲市で生まれました。尾鷲市は漁業と林業が盛んな地域であり、彼女は幼少期から自然と地域の人々とのつながりを大切にして育ちました。地元の小学校・中学校を卒業後、千葉大学教育学部に進学し、小学校教員養成課程を専攻しました。

教員志望から民間企業へ

大学時代は教員を目指していましたが、教育実習を通じて「もっと広い世界で人と関わる仕事がしたい」と考え、民間企業への就職を決意しました。卒業後はイベント企画・制作会社にディレクターとして入社し、官公庁や大手EC企業のプロモーションやイベントの企画・運営を担当しました。

官公庁とのプロジェクト

その後、農林水産省とともに「和食推進事業」の立ち上げに携わり、全国の自治体や公共施設と連携してプロジェクトを遂行しました。この経験を通じて、地方の現状や課題を深く理解するようになり、地域活性化に対する関心が高まりました。

フリーランスとしての活動

退職後はフリーランスとして活動し、「自分の人生を何に使うか」を考える中で、日本各地を半年間旅し、地方の現状と魅力に触れました。地方の人手不足や過疎化、都市部との関係人口創出の課題を実感し、「お手伝い（仕事）」と「旅」を掛け合わせた新しい仕組みを構想しました。

「おてつたび」の創業

2018年7月、株式会社おてつたびを創業。「おてつたび」は、季節的・短期的な人手不足に悩む地方の事業者と、地域で働きながら旅をしたい若者や社会人をマッチングするWebプラットフォームです。農家や宿泊施設、酒蔵の手伝いなど多様な“お手伝い”を通じて、地域と都市部をつなぐ新しい交流の形を提案しています。

「おてつたび」の成長

サービス開始当初は認知度が低く苦労も多かったものの、地道な信頼構築とトライアルを重ね、徐々に全国に広がりました。2024年時点で登録者数は5.5万人を超え、1300カ所以上の事業者と提携するまでに成長しました。

現在の活動と今後の展望

現在も「おてつたび」の運営を続けながら、地方創生の新しいモデルを提案し続けています。彼女の目標は「名も知れぬ地域に人が訪れる仕組みをつくること」「誰かにとって特別な地域を創出すること」。地方の課題解決と若者の新たな体験・学びの場を両立するサービスとして、全国から注目を集めています。

このように、永岡里菜さんのキャリアは、教育から民間企業、そして起業へと広がり、挑戦と改革の連続でした。彼女の経営哲学やリーダーシップは、多くの企業や経営者にとって貴重な学びとなるでしょう。今夜の「カンブリア宮殿」では、彼女の人生の教訓が語られることで、多くの人が新たな視点を得ることができるはずです。ぜひ、番組をチェックしてみてください！