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保坂展人 プロフィール・経歴まとめ(世田谷区長)
プロフィール
- 名前(よみ):保坂 展人(ほさか のぶと)
- 役職:第10代 世田谷区長(11年1月~)
- 生年月日・出身地:1955年11月26日、宮城県仙台市生まれ(東京都育ち)
- 最終学歴:都立新宿高校定時制中途退学(内申書問題を巻く訴訟経験あり)
- 前職:フリーライター・ジャーナリスト(教育問題を中心に活動)、衆議院議員(3期~11年)
- 趣味・家族など:身長181 cm、読書・演劇・音楽鑑賞、ブログ日記毎日更新(家族:妻と長男)
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🛍 経歴:教育闘争から政治へ、そして自治へ
学生運動とジャーナリズム(1960年代~1990年代)
- 千代田区立麻尾町中学時代に全共闘運動に参加し、内申書への思想記載を巻って学校・東京都を相手取った訴訟を提起(16年に及ぶ裁判で最終的に上告棄却)
- フリーライターとして1970年代から教育問題や若者の声を発信。ミニコミ紙「学校解放新聞」やフリースペース「青生舎」を運営し、教育の自由を言い続ける
国政での実績(1996~2009年)
- 1996年、社会民主党より衆議院議員初当選。3期に並び計11年議員を務め、「国会の質問王」として数多くの質答をこなす
- 2009年末までの政治活動では、死刑後回運動やLGBT支援、オタク文化への風当たりへの批判など多様な社会テーマに反映
- 2009年〜2010年には総務省顧問(鳥島内閣下)として制度設計にも関与
区政への転換:区長としての挑戦(11年~現在)
- 2011年4月、東日本大震災と福島原発事故を背景に「反原発・自治重視」を掲げて世田谷区長選に出馬し初当選(得票差は約5,000票)
- 以降、2015年、2019年、2023年と4選連続。得票後の在任期間で区政改革と住民参加型まちづくりを続行
- 「参加と協助」を基本理念に据え、地域での車座集会・意見交換会を重視し、区の20年基本構想を区民と共に策定
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🔍 主な施策と政策ビジョン
福祉・災害対応—命優先の区政
- 高齢者、障害者、難症者への生活支援や相談窓口の拡充
- コロナ対応では「世田谷モデル」を開発し、福祉施設や医療機関と連携して被害抑制に成功。災害対策本部の強化やグリーンインフラ整備なども推進中
子育て・教育支援の拡充
- 給食費無償化、医療費無料化、出産一時金援助、保育待止児対策、医療的ケア児への対応などを順次導入
- インクルーシブ教育やオルタナティブスクール、児童館・交流センターの拡充も進め、地域全体で支える子育て環境づくりを展開
地域経済と街づくりの再構想
- 起業・交流の拠点化(「世田谷ものづくり学校」など)、下北沢・三軒茶屋・二子玉川で住民参加のまちづくり推進
- 地域通貨「せたがやPay」導入などを通じ、地元商店街や中小産業の活性化を支援
施策改革とコミュニティ基盤構築
- 区政改革を標榜し、職員と市民の協助による政策形成モデルを確立
- 基礎自治の再定義として、代表民主主義・直接民主主義の使い分けによる未来志向の民主主構築を目指す
✍️ 著書とメディア出演
- 主な著作に『闘う区長』などがあり、教育・福祉・自治に関する論考を多く執筆。テレビ・新聞・ネットメディアへの出演も多数
新たな取り組み:「せたがや家の終活」
- 近年は、高齢化社会を見据えた新しい取り組み「せたがや家の終活」に注力。人生の終盤に向けた準備として、財産管理・医療・看取り・葬儀・住まいの相談をワンストップで受け付ける体制を区内に整備
- 地域包括ケアの一環として、行政と民間団体が連携し、住民の不安や孤独を軽減する先進的なモデルとして注目を集めている