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小原 聡の ニュース
出典:PR TIMES
2025年9月12日(金)22:00〜22:54、テレビ東京系『ガイアの夜明け』では
「バイオの炎 20年目の逆襲」と題して、
小原聡さんが取り組む国産バイオ燃料プロジェクトが特集されます。
番組では、20年前にアサヒビール研究員としてバイオエタノール事業化を目指していた小原さんが、
試験中止などの困難を経験した後、大学の研究者として再出発し、
現在は種子島などで新たなバイオ燃料プロジェクトを推進している様子が描かれる予定です。
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小原 聡のプロフィール
出典:東京大学 先端科学技術研究センター
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氏名:小原 聡(おはら さとし)
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所属:東京大学先端科学技術研究センター 特任教授
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出身地など:大分県
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学歴・経歴:東京大学工学部卒業後、大学院修了。アサヒビール勤務、アサヒグループでバイオエタノールの技術開発に携わる。後に大学研究者となる。
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小原 聡の経歴
出典:東京大学 先端科学技術研究センター
学生時代 ~ 基礎研究への歩み
小原聡さんは大分県出身。東京大学工学部に進学し、工学分野で環境技術やエネルギーに関連する研究に取り組みました。大学院では微生物や発酵プロセスを応用した「バイオエタノール」の可能性に関心を持ち、修士課程修了後に社会人研究者としての道を選びました。
1999年~ アサヒビール研究員時代
1999年4月、アサヒビール(株)の生産技術研究所に研究員として入社。ここで彼の専門分野である「バイオエタノール」の研究が本格的に始まります。
当時、日本では石油依存からの脱却と再生可能エネルギーへのシフトが注目されつつあり、アサヒビールは清涼飲料や発酵技術を応用して燃料をつくる研究を進めていました。
小原さんは特に「セルロース系バイオマス」(サトウキビの搾りかすや農業廃棄物など)から燃料をつくる技術に携わり、2000年代初頭には事業化を目指したパイロットプラントの開発にも関わります。
2000年代後半~2010年代:技術開発の中心人物に
2000年代後半には、アサヒグループの技術開発部門でリーダー的立場となり、研究チームを率いるようになります。
国内外の大学・研究機関との共同研究や国の助成プロジェクトに参加し、バイオ燃料の可能性を広めていきました。
しかし、燃料コストや実用化のハードルは高く、2016年、アサヒ社内でバイオエタノール事業化の取り組みは中止されます。これは彼にとって大きな挫折でしたが、「このまま終わらせるわけにはいかない」との思いが転機につながります。
2019年~ 東京大学先端科学技術研究センター 特任准教授
アサヒ退職後、小原さんは東京大学先端科学技術研究センターに特任准教授として着任(現在は特任教授)。大学の立場から再び研究を続け、企業時代に蓄積した技術をさらに発展させました。
ここでは「地域資源を活かしたバイオ燃料の実証実験」に注力。特に 鹿児島県・種子島 での取り組みが注目されており、サトウキビの搾りかすなどを利用した燃料生産プロジェクトを推進しています。
近年の活動と社会的評価
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エネルギー・環境分野での講演多数:国内外の学会・フォーラムで再生可能エネルギーの可能性を発信。
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SDGsへの貢献:持続可能なエネルギーの供給は、国連のSDGs「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」に直結。産学官連携の好事例として評価されている。
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テレビ・メディア出演:『ガイアの夜明け』出演を通じて、20年を超える研究への執念と新しい挑戦が広く紹介されることになった。
今後の展望
小原さんは「国産バイオ燃料の社会実装」を掲げており、将来的には航空燃料や自動車燃料としての普及を視野に入れています。脱炭素化が急務とされる中、彼の研究は日本のエネルギー自立と環境保全に直結する重要な挑戦と言えるでしょう。
小原 聡の Xの反応
あす夜10時は「バイオの炎 20年目の逆襲」を放送!
かつて大企業の研究者としてバイオエタノール製造の事業化を目指した小原聡さん。会社の方針転換で研究継続の道を絶たれましたが、会社を辞めて今も夢を追い続けています。新しい仲間と共に種子島で進める国産バイオ燃料プロジェクトを追いました。 pic.twitter.com/6TLPmPLvvi— ガイアの夜明け 番組公式X(ツイッター) (@gaia_no_yoake) September 11, 2025
明日よる10時~ #ガイアの夜明け#テレ東系SDGsウイーク
「バイオの炎 20年目の逆襲」かつて大企業の研究者としてバイオエタノール製造の事業化を目指した小原聡さん。
会社の方針転換で研究継続の道を絶たれましたが、
会社を辞めて事業化の夢を追い続けています。… pic.twitter.com/gjidofhXZd— テレビ東京 SDGsウイーク (@TVTOKYO_SDGs) September 11, 2025
未来ビジョン研究所センターの菊池康紀准教授と小原聡特任准教授のインタビュー記事
「Local input is key to zero-carbon transformation」
が東京大学の記事広告として、Natureウェブサイト(2022年12月8日号「Nature Index Innovation特集」内)に掲載されました。https://t.co/m0yXmmnBIm
— 東京大学未来ビジョン研究センター| Institute for Future Initiatives (@UTokyoIFI) December 14, 2022
小原 聡のまとめ
小原聡さんは、20年以上にわたり途絶えることなく、
国産バイオ燃料の実用化を目指して研究を続けてきました。
アサヒビールでの研究を経て、大学に移った後も事業化の壁にぶつかってきましたが、
現在は種子島での試験など、現地での具体的な実証を通じて再挑戦をしているところです。
『ガイアの夜明け「バイオの炎 20年目の逆襲」』は、その長い取り組みの軌跡と、
未来への可能性を探る内容が中心となるでしょう。
■ 出典一覧
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テレビ東京 番組ページ:「ガイアの夜明け【バイオの炎 20年目の逆襲】」
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Global FunLife:「小原聡さん 種子島でバイオ燃料実験」などプロジェクト紹介記事
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テレビ東京公式 X アカウントほか SNS 情報