川本傑（シコメルフードテック社長）のプロフィールは？学歴や経歴についても！

川本傑（シコメルフードテック社長）の経歴

学生時代の起業と西原直良氏との出会い

川本傑さんは大阪府出身で、大学在学中に食品卸・加工業を手がける株式会社西友フーズを創業した西原直良さんと出会いました。二人は高校時代の野球部の先輩後輩の関係で、大学は異なるものの、草野球を通じて交流を深めていました。学生時代、西原さんから「起業するから手伝って欲しい」という誘いを受け、川本さんは食品輸入や飲食店の仕入れ代行を行う会社を共同で立ち上げました。この経験が、後のシコメルフードテック創業の原点となりました。 Wantedly

リクルートでのキャリアとアントレでの経営経験

大学卒業後、川本さんは株式会社リクルートに入社。不動産情報サイトの立ち上げや、独立起業支援事業のグロースに従事しました。その後、独立起業支援事業の法人化に伴い、2019年に株式会社アントレの取締役に就任。この間、営業やマネージャーとしての経験を積み、経営に携わってきました。

シコメルフードテックの創業とビジョン

2019年12月、川本さんは西原直良さんとともに、株式会社シコメルフードテックを創業。同社は、飲食店の「仕込み作業」を外部化し、業務効率化と人手不足の解消を支援するフードテック企業です。主力サービスである「シコメル」は、飲食店やフード提供事業者が自店のレシピをもとに、味や見た目を忠実に再現した仕込み済み商品を、提携する食品工場で製造し、アプリを通じて発注から納品までできるプラットフォームです。

このサービスにより、セントラルキッチンを持たない小規模店舗でも、仕込み作業を外部化し、労働時間や人件費の削減、店舗運営の効率化が可能となります。2020年のサービス開始から5年で、約8000店超が登録する成長ぶりを見せています。

現在の活動と今後の展望

現在、川本さんはシコメルフードテックの代表取締役社長として、全社、全メンバーの力を最大限発揮できるような経営を目指しています。また、情報経営イノベーション専門職大学の客員准教授としても活動し、次世代の人材育成にも力を入れています。

川本さんは、飲食・食品業界におけるITテクノロジーの活用が進んでいない現状を変えるべく、業界全体における変革の必要性を感じていました。「誰も取り組まないのであれば自分がやろう」と一念発起し、「食のサプライチェーンDXで世界をもっと美味しく豊かに簡単に」というミッションを掲げ、シコメルフードテックを創業しました。飲食店が行っていた「仕込み」の在り方を変えることによって、食のサプライチェーンに変革を起こし、飲食・食品業界が抱える課題を解決することを目指しています。 株式会社シコメルフードテック

今後は、飲食業界だけでなく、飲食を取り扱う様々な分野にも展開し、国内だけでなく世界中の食に携わる人が元気になることを目指して、事業運営を行っていく予定です。株式会社シコメルフードテック+1起業・創業・資金調達の創業手帳+1