辻極秀次（岡山理科大学理学部臨床生命科学科教授）のプロフィールと経歴のまとめ

Table of Contents

辻極秀次のニュース

出典：気になるNHK

2025年9月15日放送のNHKスペシャル「恐竜超世界３化石の“常識”を覆せ！」に、

岡山理科大学生物地球学部恐竜学科教授の辻極秀次さんが出演します。

番組内では、恐竜化石からタンパク質などの“ナマの生体情報”を取り出すという

画期的な研究が紹介され、従来「化石には残らない」と考えられてきた

有機物の痕跡を再検証する取り組みが注目されています。

出典：現代ビジネス

出典：NEWSCAST

辻極さんは理学部出身で、最初は生物化学を専攻。比較的初期の研究では硬組織、特に骨や歯などの組織病理学・口腔病理学を専門とし、それらの再生医療や幹細胞などの分野で成果をあげてきました。

博士号取得後、岡山大学に所属。助教・准教授を経て、2014年から岡山理科大学で教授職を務め、硬組織再生や腫瘍微小環境、化石研究への応用など多岐にわたる研究をリードしています。歯学・病理学分野で学内外の評価も高く、若手研究者の育成も行っています。

最近の研究テーマとして、恐竜化石から非常に微量の有機物（タンパク質など）を抽出し、それらの成分を分析する取り組みを進めています。これまで化石には残らないとされていた成分の痕跡を探し、生体情報を可能な限り復元しようとする点が特徴です。番組ではこの研究の最新成果が紹介されるとのことです。

辻極教授は、硬組織再生・病理組織学・口腔病理学などの分野で多数の論文を発表しています。所属学会も複数あり、歯科基礎医学会、日本口腔科学会、病理学会などに所属しています。科学研究費などの競争的研究資金も得ており、外部評価を受けて研究推進力が強い研究者です。

大学での講義・研究指導のほか、テレビ番組出演や社会メディアを通じて研究内容を一般に伝える活動も行っています。「恐竜超世界」シリーズへの出演もそのひとつであり、恐竜化石という“夢のあるテーマ”を通じて科学や古生物学への関心を引き上げる役割を果たしています。

こちらの記事も読まれています！

御前明洋（北九州市立自然史・歴史博物館自然史課学芸員）のプロフィールと経歴のまとめ

河部壮一郎（福井県立大学恐竜学部教授）のプロフィールと経歴のまとめ

小林快次（北海道大学総合博物館教授）のプロフィールと経歴のまとめ

辻極秀次さんは、生化学・組織学を背景に、恐竜化石からタンパク質など

“ナマの生体情報”を取り出すという画期的な研究を行う古生物学者です。

従来の化石研究が扱わなかった有機物の残存に着目し、研究室での実験・分析を推進してきました。

「恐竜超世界３化石の“常識”を覆せ！」での出演を通じて、

恐竜研究の新たな可能性が一般にも広く伝わることが期待されます。

科学の最前線で“常識の壁”に挑むその姿は、多くの人に勇気と興味を与えるでしょう。