浅野達也（箔一社長）のプロフィールと経歴のまとめ

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1時間前

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浅野達也のニュース

出典：テレ東

今夜の『カンブリア宮殿』では、金沢の伝統産業である“金箔”の世界に革新を起こした企業・

箔一が特集されます。

ゲストとして登場するのは、同社の社長を務める浅野達也さんです。

高級仏壇需要の減少や金価格の高騰により、生産額が最盛期の10分の1まで落ち込んだ金箔業界を、

浅野さんがどのように立て直し、世界ブランドと肩を並べるまでに成長させたのか。

その挑戦と経営手腕に焦点が当てられます。

浅野達也のプロフィール

出典：Tad Mitani’s Innovation Now

名前：浅野達也（あさのたつや）

年齢：56歳

出身地：石川県金沢市

最終学歴：法政大工学部卒業後、米・ワシントン州立大学国際経営学科卒業

職業：箔一代表取締役社長

浅野達也の経歴

出典：愛知のニュース

伝統産業の家に生まれ、早くから金箔の世界で経験を積む

浅野達也さんは、金沢で金箔の製造・加工を手がける箔一の二代目として歩みを進めてきました。同社は母親である浅野喜美子さんが創業した企業で、創業当初は下請け仕事が中心でしたが、浅野さんは幼い頃から家業を身近に感じながら育ち、自然と金箔産業の課題や可能性に意識が向くようになったといわれています。若い頃から現場の職人文化に触れ、伝統技法の価値や製造工程の厳しさを身をもって学びました。

バブル崩壊後の危機の中で「金箔の未来」を模索

金箔産業は、かつては仏壇・寺院装飾を中心に高い需要がありました。しかしバブル崩壊後、生活様式の変化や需要の縮小により市場が急速に縮小。金価格高騰も重なり、業界全体が厳しい状況に追い込まれていました。浅野さんは業界の縮小を「嘆くのではなく、変えるしかない」と認識し、“金箔の用途そのものを広げる”という方向へ舵を切ります。従来市場に依存しない新分野開拓こそが、生き残りの唯一の道であると判断しました。

世界の高級ブランドからの依頼を獲得

浅野さんが最も大きな成果を上げたのが、金箔を「グローバルブランドが求める装飾素材」にまで押し上げた点です。細かなクレームにも応える品質管理、均一性を追求した技術開発、世界基準の検査体制の構築など、表には見えない努力を重ね、レクサスの特別仕様車の加飾、世界的香水ブランドのボトルデザイン、ハイブランドのインテリアまで採用が拡大しました。

こうした“大型案件”は、浅野さんが自ら海外の取引先に足を運び、伝統技法の強みと企業としての信頼性を徹底的にアピールした結果であり、海外進出の土台を築く重要な一歩となりました。

日常生活に金箔を取り入れる“新文化”を創出

浅野さんの発想は、「金箔＝特別なもの」という既成概念を壊すことにも向けられました。
化粧品・スイーツ・インテリア・日用品など、生活に溶け込む金箔製品を次々に企画し、箔一は“金沢の新土産ブランド”としても全国的な認知を獲得。特に食用金箔は、美観だけでなく衛生管理のレベルでも評価され、多くの飲食店・ホテルで採用されています。

こうした多角化によって、金箔の存在は「儀礼的装飾」から「生活文化」へと広がり、その中心に浅野さんの企画力と実行力がありました。